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2006/7/19 ■「紙魚家崩壊」今日も、インパクトのある装丁が気になって選んだ一冊です。
北村薫:著
表紙の雰囲気通り、恐怖を感じさせる。 というか、シュール。 というかブラックユーモア。 満載です。 (あぁ、ボキャブラリーの無さを痛感します。) 狂気にとらわれていくOLを描いた「溶けていく」、日常の謎を描く「おにぎり、ぎりぎり」、『メフィスト』連載の「新釈おとぎばなし」など、優美なたくらみにみちた「9つの謎」を収録したミステリ短編集。 北村薫さんの作品ってことで安心して読める本ではありました。 が、 不安や恐怖といったものが私のまわりを覆い、怖かったです~!!! ほんと、、優美なたくらみを感じます。 「溶けていく」 OLの美咲。こんな暑い日はアイスを買って帰ろう。 仕事帰りに立ち寄ったコンビニで偶然手にしたもの。 それによってまるでアイスが溶けるように美咲の精神が壊れていきます。 日常に潜む恐怖です!!何がスイッチになるかわかりません! 「紙魚家崩壊」 表題になっています。両手が恋をしている女と探偵が遭遇した37番目の事件。 本の収集に魅せられた紙魚夫婦。そこに行けば必要な本を見つけられるというわけで紙魚家を訪れるんですが。 1+1=1 1÷2=0 数字の意味がわかった瞬間、何ともいえない喪失感を覚えました。 『本は紙魚に食われるからね』あぁ!ぞっとします! 「死と密室」 こちらは38番目の事件。殺人事件に立ち会います。 そう、、立ち会うんですよね。う~ん。 「白い朝」 「サイコロ、コロコロ」 「おにぎり、ぎりぎり」 「蝶」 この4編は、くすっと笑える日常のミステリーです。 ああ、なるほどね。っと。 「おにぎり、ぎりぎり」はもっともらしい理論が全く意味を成さなくてホント笑えます。 「俺の席」 私も電車通勤であり、始発も何本かあるのでわかる気がします。 通勤時の電車の席が決まってる感、実際ありますよねー。 それにしても、俺の席、電車の中だけではありません。 恐ろしい結末です。実際にありそう。汗 「新釈おとぎばなし」 これはスゴイ!! 『アリとキリギリス』ある一字を入れ替えて作り替えてみると。。 背筋がぞくっとしました。 『カチカチ山』は、本格的ミステリーに仕上がっていて面白いです。 ぞっとさせるユーモアでおばあさん殺人事件の謎にせまります! ブラックユーモアは苦手なほう。。 力んで読んだのでちょっと疲れました。笑 |
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